波風を立てないよう、そつなく生きて、何も起きない平凡な人生を送るより、多少の波やどん底を
経験しながらも、それを乗り越えてきた人のほうが、人生に深みがあり素敵ですね。
しかしながら、つらい時期というのは、本当に心が折れそうになるもの。いや、折れてしまう人も
少なくありません。
逆境にうまく対処して、乗り越えていくのに助けとなる3つの名言をご紹介します。
つらい時期、何をやっても上手くいかないと感じる時期というのは、誰しも経験することかもしれません。
しかし、当人は、自分が世界で一番不幸な状況にあるように感じてしまうこともあります。
こんな時に、人を支えてくれたり、力を与えてくれるのは”言葉”であったりします。
目次
「山は西からでも東からでも登れる。自分が方向を変えれば、新しい道はいくらでもひらける」
パナソニックの創業者、松下幸之助さんの言葉です。
つらい現実にばかり目が向いてしまいがちですが、発想の転換をしたり、モノゴトの捉え方や解釈を
変えてみることで成長につながったり、新しい道が開けることは少なくないものですね。
まさに、ピンチをチャンスにするための言葉ですね。
「変化はゆっくり訪れる」
ビートルズのメンバー、ポール・マッカートニーさんの言葉です。
事態を改善しようといろんな行動を起こしても、すぐに変化を感じることはできないかもしれません。
しかし、行動を起こすこと、そして、続けることは決して無駄ではありません。
時計の構造について考えてみるとわかりやすいかもしれません。
小さな歯車(秒針)を回し続けていれば、やがて 中くらいの針(分)が回り、そして、大きな歯車である
時間の針が連動して回っていきます。
改善のための小さな行動を継続することで、確実に変化は訪れ、人生が回り始めます。
大きな変化はゆっくり訪れるものだということを理解しておけば、焦ることなく、楽しみにすることができます。
「希望があるところに人生がある。希望が新しい勇気をもたらし、再び強い気持ちにしてくれる」
「アンネの日記」で有名になった、ドイツ軍から執拗な迫害をうけたユダヤ人女性、アンネ・フランクの
言葉です
彼女の人生は、絶望的とも思える状況の連続でしたが、決して希望を失うことがなかったのです
それが彼女の強さの源であり、生きる理由となっていました。
「希望学」という学問によると、希望とは、大きな壁にぶつかったときに、その前でウロウロすること、
思考錯誤したり迷ったりすることから生まれるものだと説いている。そして、希望とは、叶ったり与えられた
りするものではなく、行動することにより作られるものであると。
ただ、願っているだけではなく、より良い将来を目指して、1つでも行動することですね。
最後に
いかがだったでしょうか。
どん底だと思えるような状況にあると、ついついふさぎ込んでしまったり、自分自身や世間に対して
批判的な見方をしてしまいがちです。しかし、ご紹介した名言を胸に刻んでおくならば、チャンスを掴み、
希望を持ち、行動するための力と勇気を持つことができますね。
壁を乗り越えたあなたは、今よりさらに、素敵な人となっていることでしょう。