浴衣(ゆかた)の着こなしをワンランクアップさせる3大マストアイテム!
最近は、浴衣で参加するイベントが増えてきて、夏のお出かけ着として注目されてきていますが、
「浴衣」は、一般的にくつろぎ着や部屋着(パジャマなど)とされ、正装である着物とは区別されてきました。
ですから、普通の着こなしでは、どこにでも着ていけるというわけではありません。
ところが、浴衣を正装として着る方法があります。
今回は、「浴衣」を正装にする3つのマストアイテムをご紹介します。
この方法で今年の夏は、ワンランク上の「浴衣」を演出して夏を満喫しちゃいましょう。
「浴衣(ゆかた)」とは・・・
もともとは、入浴時に着るものでした。
室町時代に足利義満が大名を「湯殿(ゆどの)」(今でいうサウナの様なもの)でもてなした時に、大名たちが着たのがはじまりと言われています。
その後、入浴後や外出にも着られるようになりましたが、薄着の為、いくらお出かけ着として注目されているとはいえ、はだけやすく長く着ているとだらしなく見られがちで、やはりTPOが気になるところです。
浴衣を正装にしてくれるワンランクアップの3大アイテム
ラフなくつろぎ着である浴衣を正装にしてくれる便利なアイテムがこちらの3つ。
「長じゅばん」「名古屋帯(お太鼓結び)」「足袋」です。
普通に着物を着る時と同じように着ますが、高価である必要はありません。
着付けをお願いするときには、この3つのアイテムを使いたいと伝えれば大丈夫です。
「長じゅばん」
・色や柄は、ちらっと見えた時の為に、浴衣の生地とコーディネートしましょう。
「名古屋帯」
・お太鼓結びが日本の着物の正装の結び方のひとつ。
・浴衣用の半幅帯では×
・夏用の名古屋帯がおすすめ。
「足袋」
・白足袋(素材は、綿か麻)
浴衣の生地は、ベースの色がなるべく濃い目のもの、白地なら変わった織り方のものがおすすめ。中には、透かしの入ったものや、透けているものもあり、より夏の着物っぽく見えます。
「浴衣」の素材は、綿、麻、綿麻など。「浴衣」以外は、長じゅばんの半襟、帯揚げや帯締めなどの小物もすべて、夏用の透ける素材にします。
着物初心者にはうれしい「浴衣」の着こなし
夏の着物は、絽(ろ)や紗(しゃ)という、特殊な織りの透ける素材のため、高価なものが多いですが「浴衣」なら、比較的お値打ちに用意できます。
また、初めから正装の着こなしは難しくても、簡単なくつろぎ着の浴衣の着方なら気軽に練習することが出来ます。
むずかしいと思われがちな着付けや着こなしも、回数を着れば自然と身につきます。
着慣れるまでは、着付けてもらうのもいいでしょう。浴衣の着付けも着物に比べるとお値打ちです。
いかがでしたか?
浴衣は、マストアイテムと併せて着こなすだけで、カンタンに正装になる便利な和服です。
今年は、浴衣を着こなしていつも以上に日本の夏を満喫してみてはいかがでしょう。